制震ダンパーとは?種類や導入のメリットを解説!

公開日:2025/04/15
制震ダンパー

戸建て住宅を建てる際に、地震対策として取り入れられることが多い制震ダンパー。最近では制震ダンパーの搭載が標準仕様となっている戸建て住宅も増えてきましたが、導入するメリットがわからず迷っている方もいるかと思います。そこで本記事では、制震ダンパーの種類と導入するメリットについてくわしく紹介していきます。

耐震ダンパーの種類

耐震ダンパーの種類は、素材によってゴムダンパーと鋼材ダンパー、オイルダンパーの3つに分けられます。種類ごとにメリットやデメリット、価格相場が異なるため、導入する目的や予算に合わせて適切な種類を選ぶことが大切です。

ここでは、制震ダンパーの種類についてくわしく紹介していきます。なお、ハウスメーカーを利用して戸建て住宅を建てる場合、ダンパーの種類は最初から決められており、利用者が種類を選択することはできないケースがほとんどです。

ゴムダンパー

ゴムダンパーは、粘弾性のあるゴムを使用したダンパーです。地震の振動を熱の力に変えて吸収する仕組みで、短時間で何度も繰り返される地震に有効だといわれています。ゴムのため、外気温の影響を受けやすいデメリットがあります。

鋼材ダンパー

鋼材ダンパーは、鋼や金などの金属を用いて作成されたダンパーです。金属が曲がる際に発生する力を熱エネルギーに変換して振動を軽減します。ゴムダンパーやオイルダンパーに比べてシンプルな仕組みをしており、低価格で導入できる傾向があります。デメリットは、小さな振動には効果が薄いことです。

オイルダンパー

オイルダンパーは、車の振動を軽減する技術を応用して作られた、オイル抵抗で振動を吸収するダンパーです。油圧ダンパーと表現されるケースもあります。大きな振動から小さな振動まで幅広い揺れに効果を発揮できることが特徴で、ゴムダンパーや鋼材ダンパーに比べてサイズが小さめです。

耐震ダンパーを導入するメリット

導入するメリットとしては、家の耐久性が上がることやコストを抑えて耐震性能を上げられること、繰り返す地震に強いことなどが挙げられます。ここでは、メリットをまとめて紹介します。導入を迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

耐久性が上がる

耐震ダンパーを導入すると、地震や台風による家屋への振動を軽減できるため、住宅の耐久性を上げられます。どのような間取りの家屋でも耐久性が挙げられるため、大地震発生時に家族を守りたい、自宅の倒壊を防ぎたいと考えているのであれば、耐震ダンパーを導入することがおすすめです。

コストを抑えて耐震性能を上げられる

耐震ダンパーは、住宅の構造そのものを制震構造に変更するよりも、費用を抑えて導入できます。導入する製品にもよりますが、おおよそ4分の1以下程度のコストで地震への対策が行えるので、耐震性は下げたくないけれどマイホームにかけられる予算は多くないという方に最適です。

なお、耐震ダンパーは単体でも耐震性能を上げられますが、十分な効果を発揮するには制震構造と併用した方がよいといわれています。

繰り返す振動に強い

耐震ダンパーは、熱エネルギーへと変換することで振動を軽減できるため、短時間で何度も繰り返し発生するようなタイプの地震に効果を発揮します。

大震災と呼ばれるような大規模な地震の多くは、何度も振動が連続する傾向があり、制震ダンパーは大地震の際に大きな効果が期待できるメリットがあります。地震が不安な人や、地震の際に自宅の倒壊を回避したい人におすすめです。

住宅へのダメージを軽減できる

耐震ダンパーを導入すると揺れが発生しても住宅へのダメージを最小限に留められます。規模の小さな地震であってもドアや窓がゆがんだり、室内クロスが破れたりといった損傷を防げるため、修理やメンテナンスにかかる費用を抑えられます。

耐震ダンパーを導入するデメリット

最後デメリットをまとめて紹介します。導入する際に、メリットだけをみて判断すると、導入後に後悔することになる可能性もあるので注意しましょう。

製品によって性能に差がある

耐震ダンパーは、製品によって性能差があります。導入する製品によっては小さな振動では効果を発揮しない可能性があるので、導入する際は製品選びに注意が必要です。また、製品によっては定期メンテナンスの実施が必須な場合もあります。

地盤が弱いと効果が出にくい

耐震ダンパーを利用しても、地盤が弱い土地に家屋が建っているとうまく振動を逃せずに効果が発揮されない場合があります。耐震ダンパーを導入する際は、必ず事前に地盤調査を行い、地盤の強さを確認しておくことが大切です。

単体では効果が薄い

耐震ダンパーには、地震の衝撃を吸収し軽減する効果がありますが、単体では効果が薄いといわれています。基本的には耐震ダンパー単体で使用するのではなく、地震に耐えるための精神構造とセットで組み込むことが基本であり、単体だと効果はあるものの本来の効果は期待できません。

まとめ

本記事では制震ダンパーの種類と導入のメリットを紹介しました。制震ダンパーの導入には、家の耐久性が上がることやコストを抑えて耐震性能を上げられること、繰り返す地震に強いことなどのメリットがあります。メリットが豊富にある半面で、単体では効果が薄いことや地盤が弱いと効果を発揮しにくいことなどのデメリットも存在するため、導入を決定する際はメリットとデメリットの両方を把握してから冷静に判断することが大切です。本記事がマイホームを建てるにあたって地震に不安を感じている方のお役に立てれば幸いです。

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イメージ引用元:https://kakunishi.co.jp/引用元:https://www.ichijo.co.jp/引用元:https://www.kbr.co.jp/引用元:https://u-41.co.jp/引用元:https://www.d-made.net/
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おすすめポイント・全棟気密測定
・制震ダンパーを全棟標準搭載
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